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2007 年度 実績報告書

センサネットワークにおけるセンシング情報の相関を利用した通信路誤りの抑制

研究課題

研究課題/領域番号 18560374
研究機関名古屋大学

研究代表者

山里 敬也  名古屋大学, エコトピア科学研究所, 准教授 (20252265)

キーワードセンサネットワーク / 相関 / 誤り訂正
研究概要

本研究は,センサネットワークの特性改善について検討していくもので,特に個々のセンサノードで観測するデータ間の相関を利用して,フュージョンセンターでの通信路誤りの抑制を実現することを目的としている.相関を利用した通信路誤りの抑制は,例えばセンサノードで観測された観測データが全て等しい(すなわち相関1)とすると,各センサノードから同じ観測データがフュージョンセンターへ無線伝送されることになり,ダイバシチ受信(複数アンテナで受信した同一の信号を合成することで利得を得ること)と同じ効果が期待できる.これより,観測データに相関がある場合,無線通信路での誤りの影響を軽減できる.
本研究では,センサノードとして画像センサを想定し,各画像センサ間の相関を利用した通信路誤り率の抑制手法について検討する.
申請者は,既に観測データ間の相関を利用すること,通信路誤りに伴う平均観測情報量の劣化を抑制できることを確認している.結果として,相関係数が半分程度あれば,効果的な通信路誤りの抑圧が可能であることが分かった.本年度は,昨年度の検討結果をもとに,解析的に本手法の有効性を確認すべくEXITチャート解析を行った.結果として,本手法の有効性がEXITチャート解析からも確認できた.現在,これらの結果を国際会議(GlobecomおよびISITA)へ投稿中であり,また,論文誌への投稿を目指し,執筆を行っているところである.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 相関のある複数情報源のターボ符号化・くり返し統合復号法2008

    • 著者名/発表者名
      小林健太郎, 山里敬也, 片山正昭
    • 学会等名
      電子情報通信学会 総合大会, B-20-4, p.545
    • 発表場所
      福岡県北九州学研都市
    • 年月日
      20080318-21
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] 相関のある情報源の分散符号化・統合復号法のEXIT解析に関する-検討2007

    • 著者名/発表者名
      小林健太郎, 山里敬也, 片山正昭
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術研究報告, vol, RCS2007-125, pp.79-83
    • 発表場所
      大分県湯布院町
    • 年月日
      20071220-21
  • [学会発表] [技術展示]実装によるセンサノード間協力通信の特性評価2007

    • 著者名/発表者名
      仲尾亘司, 山里敬也, 片山正昭
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術研究報告
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      20071030-31
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] 実装による分散ノード間協力通信の特性評価2007

    • 著者名/発表者名
      仲尾亘司, 山里敬也, 片山正昭
    • 学会等名
      第9回 DSPS教育者会議, pp.91-92
    • 発表場所
      東京工業木学
    • 年月日
      20070830-31
  • [学会発表] Cooperative Transmission Scheme in Distributed Sensor Network for Ex tension of Transmission Range2007

    • 著者名/発表者名
      K. Nakao, T. Yamazato, H. Okada, M. Katayama
    • 学会等名
      Fourth International Conference on Networked Sensing Systems, pp.89-92
    • 発表場所
      ドイツ・Braunschweig
    • 年月日
      20070606-08

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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