研究課題
基盤研究(C)
本研究は、Ku(14/12GHz),Ka(30/20GHz)帯の衛星通信方式において、降雨減衰のよる回線不稼働率改善のために、大きな降雨マージンを必要とすることにより、コストアップしているシステムの低コスト化、高性能化を実現するための新しいダイバーシティ方式として、時間遅延ダイバーシティ(TDD)/サテライトダイバーシティ(Sat. D)方式(以下TDD/Sat. D方式と記述)を提案し、その理論的考察および実験的特性取得を行い、設計方法を明らかにすることを目的としている。このために、これまでのKu(14/12GHz)帯でのサテライトダイバーシティ(Sat. D)方式の研究成果を有効に生かし、L帯でのデジタル移動通信方式の設計のために検討してきた時間遅延ダイバーシティ(TDD)方式を組み合わせ、簡易な小型地球局装置で、大幅に降雨減衰による回線断を補償するためのTDD/Sat. D方式の基本特性を理論的、実験的に明らかにし、この方式設計に必要な電波伝搬特性についての理論的、実験的検討を以下の手順で行い、具体的なTDD/Sat. D方式の回路設計法を確立する。
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