研究概要 |
遠距離における高精度位置計測システムを製作し, その自然現象計測への応用として, 2006年から2008年まで各年の12月~翌年1月の約3週間, アルゼンチンのペリト・モレノ氷河の計測を実施した。その結果, 高精度計測システムの自然現象計測における有効性の確認, および, 従来にない詳細な氷河移動の計測に成功した。この氷河は非常に移動速度が速く地球温暖化に関連する有益な情報を提供できると期待されており, 今後の継続的な計測が必要である。また, 雲の3次元位置計測を行った結果,太陽光発電の瞬時電力変動を予測のための地上風と雲の動きの関連に関する知見を得ることができた。
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