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2006 年度 実績報告書

逆解析を適用した腐食モニタリングシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18560464
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京工業大学

研究代表者

天谷 賢治  東京工業大学, 大学院情報理工学研究科, 助教授 (70251642)

キーワード腐食モニタリング / 境界要素法 / 腐食電流 / カソード防食 / 逆問題 / 計測技術
研究概要

平成18年度は、新しい逆解析技術を開発することおよび高精度の測定器の開発することに的を絞った。
・「離散変数であるという先験情報を利用した逆解析手法」を開発する。ペイント欠陥同定問題では,解の成分の値が「ある」または「ない」に限定されるという先験情報があるにもかかわらず,そのままこの情報を活用しようとすると計算量が膨大となる整数組み合わせ問題となるため,この種の先験情報の活用が不十分であった.この問題を克服するために,まず,整数2次計画問題を効率的に解く手法を開発した。
・複数の海洋構造物どうしの相互干渉による腐食の進行速度を定量的に推定する解析システムを開発する。問題点を克服するために、情報が得られない構造物や地域を仮想境界で囲み解析をする手法及び、多様な先験情報をファジー数を用いることで、統一的な表現にする枠組みを提案する。さらに、解析対象とする構造物に能動的に電流を加えることで、推定量を効率よく、高精度に求める手法を開発した。
・従来法の測定回路を実際の環境に適用すると、迷走電流や防食設備からの防食電流などの外部電流を測定する事ができない問題があり、測定対象表面の電流密度を正確に把握できないため測定対象表面の電位と電流密度の関係を正確に得られない.本年度では、実環境で分極曲線を測定する手法を開発した。
・腐食電流から誘起される磁束密度をシミュレートする効率的な境界要素法の手法を開発した。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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