研究課題
昨年度の研究を継続するが、最終年度の研究として次の項目を集中的に検討しまとめた。1)2次元高速せん断物理試験(担当者:岩下)室内実験で再現した粒状体の流れを高速度ビデオカメラを用いて測定し、粒子流れにおいて粒子回転がどのように影響を与えているかを調べた。2)個別要素法による粒状斜面の崩壊流動解析(固体粒子のみのモデル)(担当:岩下)粒状体のせん断解析を行い、粒子形状や粒子の転がり摩擦係数が、粒子運動にどのような影響を与えるのかを調べた。物理実験では測定困難なデータである粒子同士の接触時間、接触力、交換される運動量、個々の粒子速度などを調べた。3)固液混相流解析プログラムによる粒子・液体混合体の流動解析(担当者:鈴木)個別要素法(DEM)をベースにした固液混相流のプログラムにより、粒子と液体の混合流れを解析し、流れの構造を調べた。流れが準静的速度から高速流れに移行する際の微視的変形機構の変化を解析により調べた。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件)
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