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2006 年度 実績報告書

景観性に優れたプレキャストアーチカルバートを含む盛土構造の耐震設計規範の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18560486
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都大学

研究代表者

木村 亮  京都大学, 国際融合創造センター, 教授 (30177927)

研究分担者 岸田 潔  京都大学, 工学研究科, 助教授 (20243066)
稲積 真哉  京都大学, 工学研究科, 助手 (90362459)
キーワード地盤工学 / 環境対応 / 土木材料 / 都市整備 / 地震
研究概要

昨今の社会的情勢を背景に経済的ならびに景観性に優れた道路建設のニーズが高まっている.山岳部が国土の大部分を占有し,平野部は既に人口集中等で要地の制限を受ける我が国では,道路建設の制約条件は厳しいものである.トンネル部とそれを繋ぐ橋梁・土工区間が大半を占めるような道路線形となり,トンネル掘削で生じる土砂の運用は経済的な道路建設を成し得る上で重要な鍵となる.また,地震や水害の多い我が国では,それらに十分に耐えうる構造物を構築する必要がある.経済性および環境配慮を重視する社会情勢と防災上の観点を満足するには,既存の構造物概念に囚われない構造物の提案,その設計規範の構築が急務であり,景観性に優れた多連式プレキャストアーチカルバートを含むハイブリッドの盛土構造が既に提案されている.しかしながら,本構造を実際上適用するには,構造物の力学的安定,施工問題および耐震性を十分に検討する必要がある.そこで,本研究では多連式プレキャストアーチカルバートの地震時の挙動の解明およびそれに基づく設計規範の構築を目的とする.研究の手法では,振動台を用いた遠心力場における模型実験および3次元弾塑性動的有限要素法による解析を実施し,多連式プレキャストアーチカルバートおよび周辺地盤の耐震性について検討を行った.その代表的な成果として,レベル2地震動に対するボックスカルバートおよびアーチカルバートの耐震性を明確にすることができた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ボックスカルバートおよびアーチカルバートの耐震安定性に関する数値解析的検討2006

    • 著者名/発表者名
      黄再弘, 木村亮, 岸田潔, 菊本統, 齋藤勇, 岩崎喬夫
    • 雑誌名

      第41回地盤工学研究発表会発表概要集

      ページ: 1733-1734

  • [雑誌論文] レベル2地震動に対するボックスカルバートおよびアーチカルバートの解析による耐震性の検討2006

    • 著者名/発表者名
      黄再弘, 木村亮, 岸田潔, 菊本統, 薄葉信一, 小高武
    • 雑誌名

      土木学会第61回年次学術講演会概要集 III

      ページ: 39-40

  • [雑誌論文] Seismic stability of arch culvert and box culvert using FEM2006

    • 著者名/発表者名
      Hwang, J.H., Kishida, K., Kimura, M.
    • 雑誌名

      Proc. Of the 19th KKCNN Symposium on Civil Engineering

      ページ: 153-156

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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