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2007 年度 実績報告書

降雨の影響を考慮した地震時の高速長距離地すべりの流動距離の推定法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18560491
研究機関東京理科大学

研究代表者

塚本 良道  東京理科大学, 理工学部, 准教授 (50253505)

研究分担者 龍岡 文夫  東京理科大学, 理工学部, 教授 (70111565)
平川 大貴  東京理科大学, 理工学部, 助教 (40372990)
キーワード地すべり / 残留強度 / 流出距離 / 飽和状態 / 室内試験 / 簡易解析
研究概要

2004年新潟県中越地震を中心に、最近発生した地震により地すべり流動崩壊を起こした地点から土試料を採取し、室内三軸試験を行い、不飽和状態にある土の残留強度に与える飽和状態の影響を調べている。流動状態にある土の残留強度は、含水比(飽和度)の影響を大きく受けるが、影響を受ける程度に相違があった。これには、さまざまな要因が考えられるが、今後の地すべり流出距離の推定には、風化砂岩・風化泥岩・風化花崗岩・火山灰質粘性土・風化凝灰岩などといった分類に大きく分け、不飽和状態にある残留強度の特性を大まかな示すのが良いものと考える。
定体積一面せん断試験からも、不飽和状態にある土試料の残留強度の特性を調べている。特に、既往の研究で飽和砂について研究がなされてきている流動・非流動の分類に、不飽和状態にある土の状態量(密度、拘束圧、飽和度あるいは含水比)がどのように影響を及ぼすかについて考察を加えた。
地すべり簡易モデルによる土砂流出解析を行い、土の残留強度をパラメータとして、流出距離の推定を行なう方法論について考察を行なった。不飽和状態にある土の残留強度を適切に評価することにより、地すべり距離比から流出距離比の推定が可能であることを示している。しかし、この関係は、土の飽和度により敏感に変化するが、実際の推定にあたり、この関係を用いる際の今後の検討課題となる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 一面せん断試験を用いた地震による地すべり崩壊砂質土の残留強度2007

    • 著者名/発表者名
      上村 宏允・小張 泰英・小野 諒子・塚本 良道・龍岡 文夫・平川 大貴
    • 学会等名
      第42回地盤工学会研究発表会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      20070704-07
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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