研究概要 |
室内実験水路にウグイを放流して観察実験を行った.時々刻々と変化するウグイの位置座標値を抽出して,魚群行動,遡上行動について定量的に評価した. 魚群行動の群れの大きさの時間的変動が1/fゆらぎであることを確認した. ウグイの遡上行動については,流れ場において,相対的に流速が小さく,かつ緩やかな流れが連続した経路を選択して遡上することを確認した. 個体(ウグイ)相互の基本的な行動規則と向流性を組み合わせた個体ベース魚群行動モデルを開発して,計算シミュレーションにより魚群行動,遡上行動を再現した.
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