• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

夜間における右折車と横断歩行者との事故低減対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18560511
研究機関北海道大学

研究代表者

萩原 亨  北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (60172839)

研究分担者 浜岡 秀勝  秋田大学, 工学資源学部, 准教授 (70262269)
キーワード右折車 / 信号交差点 / 夜間 / 横断者事故
研究概要

・右折ドライバの横断歩行者回避挙動の評価に関する分析
右折ドライバが右から来る歩行者を回避する挙動(地点、速度、歩行者との位置関係)を分析した。歩行者の回避が必要あるいは不要と判断するときの時空間的なギャップを示す指標「タイムラグ」を提案する。過去の実験結果から、ドライバが回避行動を起こす限界タイムラグが2秒であり、回避方法は歩行者の発見位置によって異なること、夜間には十分見えていない状況での右折が多いことなどを明らかにした。
・市街地交差点における右折車と歩行者および自転車利用者との事故に関する分析
平成14-18年の警察庁による交通事故データを用いて、右折車が起こした歩行者事故と自転車利用者との事故の特徴を分析した。5年間、対象事故はほぼ同じで推移しており、事故を減らす対策が必要であること、自転車事故が歩行者事故の倍となっており自転車対策が徳に必要なことを明らかにした。また、昼間は高齢者が第2当時者になる割合が高く、自転車事故では昼夜にかかわらず15-24歳が第2当時者となることを明らかにした。
・横断者の安全意識に関する分析
右折時に横断歩行者や自転車利用者が右左折車の動きを見ているか、停まると思うかかについて意識調査した。歩行者および自転車利用者とも自分に向かってくる(車両は見てるが、同方向の車両に対して見てないと言えた。また、運転経験が少ないあるいは運転経験のない歩行者および自転車利用者ほど右左折者の危険認知が甘くなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 市街地交差点における右折時の歩行者および自転車事故に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      田畑要輔、萩原亨、内田賢悦、浜岡秀勝
    • 雑誌名

      第37回土木計画学研究発表会・講演集 37(CD-ROM)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 視認性の違いが右折時の歩行者発見に及ぼす影響に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      菊地歩・浜岡秀勝、萩原亨
    • 雑誌名

      第37回土木計画学研究発表会・講演集 37(CD-ROM)

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi