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2008 年度 実績報告書

高速道路における多重衝突の生起メカニズムおよびその防止対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18560523
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

井上 博司  兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (80026286)

キーワード高速道路 / 交通事故 / 多重衝突 / 多重追突 / 交通安全 / 交通流 / 交通シミュレーション / 追従理論
研究概要

(1)18、19年度に調査した過去の多重衝突事故に関する諸データ、ならびに高速道路交通流観測データを用いて、これまでに作成した高速道路交通流シミュレーションモデルのキャリブレーションを行い、精密かつ再現性の高いモデルとした。
(2)作成したシミュレーションモデルを用いて、多重衝突事故のコンピュータ・シミュレーションによる再現実験を数多く行い、多重衝突の発生・進展のプロセスを詳しく分析した。また多重衝突事故を数量的に評価するモデルを作成した。
(3)道路要因、交通要因、気象要因等多くの要因の現実的な組合せのもとで、多重衝突の再現実験を数多く行い、多重衝突の生起確率ならびに多重衝突の規模と要因との関係を数量的に評価し、要因の相乗効果を明らかにした。
(4)速度規制等、気象条件が悪化したときに、事故を防止するために現実的に取られている交通管理法について、その内容を多重衝突事故の再現実験に反映させ、その実験結果から、それら交通管理法の多重衝突事故防止の効果とその限界を数量的に評価した。
(5)高度交通情報システム(ITS)技術について、技術の実用化の内容をシミュレーションモデルに反映させ、多重衝突事故再現実験を通して、 ITS諸技術の多重衝突事故防止の効果とその限界を数量的に評価した。
(6)上記の研究成果を、報告書として取りまとめた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 3次元グラフィックスによる街路景観-交通結合シミュレータの構築に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      井上博司, 金谷誠二
    • 雑誌名

      兵庫県立大学環境人間学部研究報告 第11号

      ページ: 97-106

    • 査読あり
  • [図書] 交通工学2008

    • 著者名/発表者名
      北村隆一, 井上博司, 他15名
    • 総ページ数
      339
    • 出版者
      オーム社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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