• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

世界における実用都市モデルの実態調査とその理論・機能と適用対象の体系化

研究課題

研究課題/領域番号 18560524
研究種目

基盤研究(C)

研究機関武蔵工業大学

研究代表者

宮本 和明  武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (90150284)

研究分担者 北詰 恵一  関西大学, 工学部, 助教授 (50282033)
キーワード都市モデル / 土地利用モデル / シミュレーションシステム / GIS / 土地利用交通一体計画 / 政策決定支援 / マイクロシミュレーション / 立地行動
研究概要

本年度においては下記の方法により、都市モデルに関する最新情報を入手し、その体系的整理を進めてきている。
(1)インターネットによる実用都市モデルの現況調査
オレゴン都市モデル改良プログラム、ケンブリッジ大学グループ、ドルトムント大学グループ、チリ大学グループ、Modelistica、ワシントン大学グループ、PROPOLISプロジェクトに関するホームページ等を中心に、最新の実用都市モデルの開発およびその適用事例の概観について整理し、土木計画学研究発表会で発表した。
(2)土地利用と交通一体計画の事例調査
都市モデルの対象となるべき土地利用と交通の一体計画に関する世界の事例について米国交通局の収集事例集等をもとに収集整理した。その成果に関しては2007年世界交通学会(WCTR)に採択された発表論文の一部に含まれる。
(3)モデル理論、使用データ、GIS、政策とその入力方法、出力とその表現方法、適用事例、社会的背景の整理これらに関しては、上記文献調査の他、米国での聞き取り調査において、トロント大学、オレゴンプログラム、チリ大学、英国デルタモデル、ワシントン大学の責任者から公表文献からではわからない情報を入手し、意見交換を行った。現在その補足調査を実施中である。この成果に関しても、2007年世界交通学会(WCTR)に採択された発表論文の一部に含まれる。
(4)わが国における実用モデル適用の阻害要因の調査
実務に携わっている研究協力者とその関連事業者との意見交換を通して、その問題点の所在について基本的な整理ができた。特に、国および代表的な自治体における土地利用・交通・環境政策に求められる指標と、既存の実用都市モデルのアウトプットの比較などから、分析区域の詳細化や諸要因の内生化などの点において、適用に向けたギャップが見受けられることを整理した。
以上、初年度に予定していた成果が得られている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 先進諸国における都市モデルの適用状況-土地利用モデルを中心として-2006

    • 著者名/発表者名
      宮本和明, Varmeth VICHIENSAN, 杉本直, 北詰恵一
    • 雑誌名

      第33回土木計画学研究発表会 1.33(CD-ROM論文番号308)

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi