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2007 年度 実績報告書

水平二軸非線形振動システムの自己学習型同定法に基づく建物の構造健全性診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18560542
研究機関東京理科大学

研究代表者

栗田 哲  東京理科大学, 工学部, 教授 (90195553)

研究分担者 金澤 健司  電力中央研究所, 地球工学研究所, 主任研究員 (00371435)
前田 匡樹  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教援 (30262413)
キーワード構造健全性診断 / 損傷 / システム同定 / 非線形 / 振動システム
研究概要

前年度で開発した自己学習型非線形振動システムの同定手法を建物の損傷度及び現有耐震性能の評価法に組み込み,構造健全性診断プログラムの作成し、数値解析モデルを用いたシミュレーション解析による検討と,観測データを用いた精度の検証を試みた。
1)水平2軸非線形復元力特性の同定精度と自己学習機能の有効性の検証
免震建物の地震記録を用いて免震層の非線形復元力特性の同定を行い,非線形復元力特性の同定精度を検証した。
また、システム同定の自己学習機能による復元力の推定精度の向上を調べ,手法の有効性を調べた。その結果、提案した自己学習機能は概ね有効であることが確かめられたが、改善の余地があることも分かった。
2)振動システムの同定法及び静的非線形フレーム解析法の精度の検証
同定によって得られた最適モデルから求めた各層のせん断力と層間変位と真の値との比較を行い,同定手法の精度の検証を試みた。また,同定により求めた層間変位を静的フレームモデルに与えて非線形解析を行った。この解析結果と観測との比較を行い,部材の損傷度をある程度予測できることが分かった。
3)実応答記録を用いた建物の構造健全性診断の時系列解析
観測で蓄積された地震記録を時系列的に並べ,各地震に対する非免震建物の構造健全性診断を行い、損傷部材の特定,部材の損傷の進展などを追跡し,現有する耐震性能が建設当初から現在までどのように変化してきたかを、経時的に解明を試みた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 固有振動数の温度荷重依存性を利用した鉄筋コンクリート構造の損傷検知技術部材実験による基本原理の確認2007

    • 著者名/発表者名
      金澤 健司
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      20070900

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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