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2007 年度 実績報告書

都市内河川沿いにおける新しい公共空間の創出による環境共生都市の形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18560605
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

石川 幹子  慶應義塾大学, 大学院・政策・メディア研究科, 教授 (30296785)

キーワード環境調和型都市基盤整備・建築 / 生態系修復・整備 / 都市内河川 / 都市計画・建築計画 / 都市再生
研究概要

平成19年度は、都市内河川周辺地域を8エリア「第1区域内堀エリア」「第2区域外堀エリア」「第3区域神田川エリア」「第4区域日本橋川・亀島川エリア」「第5区域京橋・桜川エリア」「第6区域渋谷・古川エリア」「第7区域隅田川エリア」「第8区域本所深川エリア」に分類し、時代を明治市区改正前、市区改正後、関東大震災後、第二次世界大戦後の4期に分けて、土地利用と土地所有の2視点より調査を行なった。1、歴史的変遷を見るために明治15年の1筆毎の情報である『河岸地沿革図面』と『河岸地免許証台帳』を原点として捉え、データベース化し類型化を行った。河岸地と隣接する街との密接な関係があることが明らかにされた。2、河岸地の解読及び明治17年参謀本部陸軍部作成図面との照合により、河岸を構成し、河岸の位置を明らかにし、河岸の盛衰を正確にヴィジュアルに再現した。3、土地利用の視点からは河岸の機能についての変遷を調査した。4、土地所有の視点からは河岸の売り払いの経緯に関して法と照合させ、調査を行なった。5、今後の河川周辺において景観を含めたオープンスペースの維持管理の手法が重要となる。この面で、隅田川延長に存在する歴史的公園である浜離宮を対象地として、マネージメント、計画論の視点から景観に関する世論、都市計画制度、水源管理者、水路管理者、都、区の役割などを経年的に分析することにより、公共空間の持続的維持に関する条件の抽出を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 浜離宮恩賜庭園の大泉水及び横堀における景観構造に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      小泉 萌
    • 雑誌名

      ランドスケープ研究 第70巻5号

      ページ: 497-500

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 神田川上流域における公園緑地施策の変遷に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      竹内 智子
    • 雑誌名

      都市計画論文集 第42巻

      ページ: 7-12

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 水と緑の骨格軸づくり2007

    • 著者名/発表者名
      石川 幹子
    • 雑誌名

      都市公園 第177号

      ページ: 2-6

  • [学会発表] 浜離宮恩賜庭園の大泉水及び横堀における景観構造に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      小泉 萌
    • 学会等名
      造園学会
    • 発表場所
      日本大学生物資源科学湘南キャンパス
    • 年月日
      2007-05-20

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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