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2008 年度 実績報告書

ドイツの社会都市プログラムの事業運用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18560610
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

室田 昌子  武蔵工業大学, 環境情報学部, 准教授 (90366849)

キーワード社会都市 / 市街地再生 / 事業運用 / 住民参加 / マネージメント / 縮小型都市 / 移民社会 / コミュニティ・エンパワメント
研究概要

ドイツの都市再生プログラムである社会都市について、その社会的背景と政策的な経緯、EUの都市政策との関係性を整理し、縮小型都市とサスティナブルな都市づくりにおける都市再生方法の位置づけを整理した。連邦レベルで統括するDifuの社会都市担当の専門家と意見交換を行い、今後の課題や方向性、新たな動きを把握し、統合性を強化するための連邦政府の新たな政策等を把握した。
その上で、ベルリン、ライプツィヒなどの社会都市の運用方法を把握した。特に統合型アプローチを実現する上で重要と考えられる地区マネージメントに着目し、ベルリン、ライプツィヒの市の担当、移民の多い地区や、人口減少の激しい地区などの各地区の地区マネージャーからその進め方や、体制、住民の合意形成方法、アクションプランの実施方法、ファンドの使い方、問題点などを把握した。また、前年度に実施したノルトライン・ベストファーレン州との地区マネージメントの体制の違いや運用の違いを把握した。首都、ルール工業地帯の衰退、旧東ドイツ地区の衰退などで抱える問題と地元住民の意識の違いがある。
そのなかで、地区マネージャーの資質として重要なコミュニティ・エンパワメントの理解と都市再生への活用があり、日本ではあまり明確に実施されていない議論である。
また、地区マネージメントの評価方法が大きな課題とされており、質的な評価方法や、総合的な異なるプランの評価方法が議論になり、体系化されつつあるが、途中段階であり、その段階までをとりまとめた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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