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2008 年度 実績報告書

堀口捨己資料(自邸所蔵分)に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18560623
研究機関東京工業大学

研究代表者

藤岡 洋保  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40100987)

研究分担者 山崎 鯛介  千葉工業大学, 工学部, 准教授 (10313339)
キーワード堀口捨己 / アーカイブズ / 図面資料 / 写真資料 / 茶道
研究概要

本研究は、建築家・堀口捨己(1895〜1984)が自邸に遺した膨大な量の資料(図面・写真・蒐集書籍など)を整理するとともに、そこに窺える堀口の建築観や研究の背景について分析・研究したものである。主な作業としては、資料を分析しつつデータベースを作成し、あわせて関連資料を調査して同資料の意味づけを行った。
具体的には、本年度の作業として以下のことを行い、終了した。
1. 雑資料の整理とデータベース化
・未着手であった資料(文化財関係書類、茶雑誌、蔵書、青焼き図面など)について、整理とデータベース作成を行った。
2. 文献資料の整理とデータベース化(つづき)
・堀口が蒐集した茶書の詳細なデータベースを作成した。最終結果は296点。
・堀口が蒐集した茶室の起こし絵図を整理した。最終結果は409点。
・手紙について詳細なデータベースを作成した。最終結果は717点。一部をデジタル化した。
3. 研究成果報告書を作成した。最終結果は、資料総数4429点で、内訳は図面712点、洋書96点、写真2,199点、書翰717点、茶道関係資料(茶書・起こし絵図)705点であった。
資料の貴重性については、図面資料は堀口の代表作である紫烟荘・双鐘居などが含まれていること、洋書は1923年の外遊時に購入したことが確認できたこと、写真には外遊時に訪問した新建築が多く映っていたこと、手紙には戦前の著名な建築家、茶人からのものが多く含まれていたこと、茶道関係資料には文化財級の貴重な資料が多く含まれていたことから、極めて価値の高い資料であることが確認できた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 「市街地の一住宅」の設計経緯と発表の趣旨2008

    • 著者名/発表者名
      藤岡洋保, 山崎鯛介
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(中国) F-2

      ページ: 295-296

  • [学会発表] 「市街地の一住宅」の設計経緯と発表の趣旨2008

    • 著者名/発表者名
      藤岡洋保, 山崎鯛介
    • 学会等名
      社団法人・日本建築学会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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