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2006 年度 実績報告書

ルイス・サリヴァンの建築思想・造形手法に関する分析と作品の保存更新活用実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 18560633
研究種目

基盤研究(C)

研究機関首都大学東京

研究代表者

小林 克弘  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (80186733)

研究分担者 木下 央  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (70332939)
三田村 哲哉  首都大学東京, 都市環境科学研究科, リサーチ・アシスタント (70381457)
キーワード建築史・意匠 / アメリカ / ルイス・サリヴァン / 建築思想 / 保存更新活用 / ニューヨーク / シカゴ / コンバージョン
研究概要

今年度本研究課題ではルイス・サリヴァンの建築思想と造形手法の探求と、代表作品及び同時代の作品の保存更新活用の実態調査を実施した。
前者の理論研究ではルイス・サリヴァンの理論的著作の再考を試みるため、Avery Architectural & Fine Arts Library(ニューヨーク州ニューヨーク、コロンビア大学内)、Chicago Historical Society、The Art Institute of Chicago、Richard Nickel Committee Archive(イリノイ州シカゴ)において図面、写真、書簡等の一次資料を収集した。その中にはルイス・サリヴァン自らの著述原稿や建築作品の未公開写真などの貴重な建築資料が含まれている。これらの資料も含めた考察を行い、日本建築学会計画系論文集に「『動的平衡』概念に着目したルイス・サリヴァンの建築思想の考察」をまとめた。
後者の調査研究ではルイス・サリヴァンの代表作、シカゴのオーディトリアム・ビル等に加えて、同時代に建設された建築作品の保存更新活用の実態を明らかにするため、シカゴ、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンD.C.、ボストン等において現地調査を実施した。今年度の調査対象はオフィスからホテルに改修が進められたバーナム・ホテル(旧リライアンス・ビル)のように、用途が転用された事例に定めた。
本研究は建築思想と造形手法に基づいた作品の建設当時の意匠的特徴だけに留まらず、現存する作品の保存更新活用の設計手法にも焦点を当てた建築意匠研究の新たな領域の開拓を目指している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 「動的平衡」概念に着目したルイス・サリヴァンの建築思想の考察2007

    • 著者名/発表者名
      椎橋武史, 小林克弘
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 612

      ページ: 169-175

  • [雑誌論文] ルイス・サリヴァンの「動的均衡」に関する考察2006

    • 著者名/発表者名
      椎橋武史, 小林克弘, 木下央
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 F-2

      ページ: 737-738

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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