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2007 年度 実績報告書

ルイス・サリヴァンの建築思想・造形手法に関する分析と作品の保存更新活用実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 18560633
研究機関首都大学東京

研究代表者

小林 克弘  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (80186733)

研究分担者 木下 央  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (70332939)
三田村 哲哉  首都大学東京, 都市環境科学研究科, リサーチ・アシスタント (70381457)
椎橋 武史  首都大学東京, 都市環境科学研究科, リサーチ・アシスタント (80468149)
キーワード建築史・意匠 / アメリカ / ルイス・サリヴァン / 建築思想 / 保存更新活用 / ニューヨーク / シカゴ / コンバージョン
研究概要

本年度は、昨年度に引き続き、ルイス・サリヴァンの建築思想と造形手法の探求と、代表作品及び同時代の作品の保存更新活用の実態調査を実施した。
1. 前者の研究では、昨年度に収集した資料をもとに、日本建築学会計画系論文集に「ルイス・サリヴァンの建築造形に見られる『動的平衡』-その1立面構成手法と装飾モチーフによる垂直性-」、「ルイス・サリヴァンの建築造形における『動的平衡』-その2対比的構成-」の2編をまとめた。これは、昨年度において同論文集に発表したサリヴァンの理論的側面の研究をふまえ、彼の建築造形を考察したものである。また、これらの研究成果を総合的にまとめ、研究分担者の学位論文として発表した。
2. 後者の研究では、前年度に行ったアメリカ諸都市の現地調査の成果を、2007年度日本建築学会学術講演での4編の発表論文「アメリカにおけるコンバージョン建築事例の調査研究その1〜その4」として、また、鹿島出版会より出版された「世界のコンバージョン建築」の一部としてまとめた。さらに、サリヴァンの保存更新活用事例であるセントルイスのウェインライト・ビルおよびクリントンのヴァン・アレン・ビルを調査し、現地関係者とのインタビューによってより深い知見を得ることができた。特にヴァン・アレンにおいては、保存更新プロジェクトの関係者(デベロッパー、現場監督、消防関係者、市職員など)へのインタビューや実施図面資料などの入手によって、計画のプロセスまでも含めた詳細を明らかにすることができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ルイス・サリヴァンの建築造形における『動的平衡』-その2 対比的構成-2008

    • 著者名/発表者名
      椎橋武史、小林克弘
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 第628号(掲載決定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ルイス・サリヴァンの建築造形に見られる『動的平衡』-その1 立面構成手法と装飾モチーフによる垂直性-2007

    • 著者名/発表者名
      椎橋武史、小林克弘
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 第619号

      ページ: 223-330

    • 査読あり
  • [学会発表] アメリカにおけるコンバージョン建築事例の調査研究 その1〜その42007

    • 著者名/発表者名
      小林克弘、木下央、三田村哲哉、椎橋武史、他7名
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      2007-08-31
  • [図書] 世界のコンバージョン建築2008

    • 著者名/発表者名
      小林克弘、三田村哲哉、橘高義典、鳥海基樹
    • 総ページ数
      182
    • 出版者
      鹿島出版会

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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