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2006 年度 実績報告書

動物バイオリアクターにおける糖鎖制御工学の展開とエリスロポイエチン生産への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18560752
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

西島 謙一  名古屋大学, 大学院工学研究科, 助手 (10262891)

キーワードトランスジェニック鳥類 / エリスロポイエチン / 糖鎖
研究概要

ヒトエリスロポイエチンの遺伝子を導入して作製したトランスジェニックニワトリにおいては、卵白及び血清中で高い生産が認められた一方、卵黄では蓄積は認められなかった。ウエスタンブロット解析により、卵白中のエリスロポイエチンの移動度は血清由来及び市販エリスロポイエチンよりも大きいことが認められた。移動度の差が糖鎖修飾の違いによるものであることを確認するために、酵素処理による移動度の変化を調べた。卵白及び市販品では酵素反応が進行したが、血清由来エリスロポイエチンは_雑タンパク質の影響によりそのままでは解析が不可能であり精製が必要であることがわかった。ブルーセファロースを用いた精製により、50%程度の回収率で_雑タンパク質を十分の一程度まで減少させることが可能であった。今後精製タンパク質により等電点電気泳動及びレクチンプロットによる解析を速やかに行う予定である。
ニワトリ糖鎖転移酵素遺伝子のうちガラクトース転移酵素遺伝子をクローニングした。まずβ4ガラクトシルトランスフェラーゼ1,2,3の遺伝子をPCR法によりクローニングした。次に、タンパク質レベルでの解析を行うための道具作りのために昆虫細胞でタンパク質を発現させるためのベクターを作製した。このためにアミノ末端に存在するゴルジ体への局在ドメインをミツバチ由来の分泌シグナル配列であるメリチン配列と置換したタンパク質をpIZベクターに挿入した。今後は昆虫細胞での発現を行う。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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