• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

優生外来種移植による嫌気性ミクロフローラの改良と動態解析方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18560783
研究機関秋田大学

研究代表者

後藤 猛  秋田大学, 工学資源学部, 准教授 (10215494)

キーワード嫌気性細菌 / メタン生成アーケア / エネルギー回収 / 汚泥消化
研究概要

下水処理プロセスかち大量発生する余剰活性汚泥や都市型生ゴミなどを嫌気性微生物により分解してメタンガスとして回収するプロセスが利用されているが,この嫌気的ミクロフローラによる反応速度は非常に低く,中でもメタン生成アーケアの反応がプロセスの律速過程となっている。本研究では,海底熱床付近などの特殊環境から単離された増殖とメタン生成特性に優れたメタン生成アーケアを移植して高効率な嫌気的メタン生成プロセスを構築すること,さらに遺伝子解析を応用した定量方法を開発して移植時の優生種および既存種の動的挙動を解析することを目的としている。
アーケアに限らず,既存種に対する異種外来微生物の移植に関する研究はほとんどない。そこで,淡水型メタン生成アーケアMethanothermus fervidusと海水型メタン生成アーケアMethanothermocuccusokinawensisの2種混合培養を行ってそれぞれの増殖挙動を分析するために,一方のアーケアのみを分析できるDNAプライマーを新たに設計し,そのPCR分析条件を明らかにした。そして,このプライマーを用いたリアルタイムPCRによる分析を行い,2種混合培養において一方のアーケアが優先的に増殖する条件(温度,塩濃度〉を明らかにした。次に,M.fervidusの培養液に少量のM.okinawensisを移植して種々制御条件を変化させて培養を行った。その結果,温度および塩濃度を制御することにより少量のM.okinawensisが多量のM.fervidusを凌駕して優先的に増殖できることを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 半回分培養によるDrosophila S2昆虫細胞の増殖とMTプロモーター制御タンパク質発現の挙動2007

    • 著者名/発表者名
      後藤猛・菊地賢一
    • 学会等名
      化学系学協会東北地方大会
    • 発表場所
      山形大学・山形市
    • 年月日
      20070921-23
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] Mathematical model for change in size distribution of baculovirus-infected Sf-9 insect cells2007

    • 著者名/発表者名
      Takeshi Gotoh, Masamichi Fukuhara, and Ken-Ichi Kikuchi
    • 学会等名
      The 3rd WSEAS International Conference on Cellular and Moleculaz Biology, Biophysics and Bioengineering
    • 発表場所
      Vouliagmeni, Athens, Greece
    • 年月日
      20070826-28

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi