研究課題/領域番号 |
18560796
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研究機関 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
川島 寿人 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (10354606)
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研究分担者 |
清水 勝宏 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (30391262)
畑山 明聖 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (10245607)
滝塚 知典 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究職 (40354576)
朝倉 伸幸 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (10222572)
桜井 真治 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究副主幹 (00354564)
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キーワード | トカマク型核融合炉 / 周辺及びダイバータ / ダイバータコード / SOLPSコード / SOLDOR / NEUT2Dコード / ベンチマーク / JT-60SA / DEMO炉 |
研究概要 |
トカマク型核融合炉での周辺及びダイバータの熱粒子制御性能を予測するためダイバータコードの開発を進めている。ベンチマーク及び調査を通してのコード性能向上、将来装置のダイバータ最適化検討、及び全体成果のまとめを行った。 1.SOLPS-SOLDOR/NEUT2Dコード間ベンチマーク独・マックスプランクプラズマ物理研究所(IPP)から導入したSOLPSコードを用いて、科研費で導入した計算機上でJT-60Uプラズマのシミュレーションを実施した。原子力機構で開発したSOLDOR/NEUT2Dコードでも同様に計算し比較した。その結果、不純物挙動では相違があり、モデルの違いに依存した。しかし、電子温度、密度、中性粒子密度分布は両コードで概ね合致し、プラズマ粒子及び中性粒子に対する相互モデルの妥当性を確認できた。 2.SOLPS、UEDGE、他コードの現状調査他コードの現状調査及び成果発表のため、ITPA(独),PET11(日)ISFNT8(独)の国際会議に出席した。会議を通じてSOLPSに関し、IPPのCoster博士やBonnin博士と議論し、上記ベンチマークにおける整合性を図った。UEDGEを開発しているGA(米)のM.Groth博士らとも議論し、JT-60Uデータを用いてベンチマークを進めることとした。他コードも含め、会議で有意義な知見を得られた。 3.JT-60SA及びDEMO炉におけるダイバータシミュレーションSOLDOR/NEUT2D及びSOLPSコードを併用し、次期装置JT-60SA及びDEMO炉のダイバータ形状に関する物理検討を行い、熱負荷の予測、低減のための運転法などに見通しを与えた。これらの成果を論文や学会で発表し、多くの注目を浴びた。 4.研究成果のまとめ平成18年度から開始した本研究における1連の成果をまとめて公表する。
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