• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

エネルギーチェーン多層評価手法による地域水素利用システム設計

研究課題

研究課題/領域番号 18560809
研究機関筑波大学

研究代表者

内山 洋司  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (50323275)

研究分担者 岡島 敬一  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (60303533)
キーワード多層評価モデル / エネルギー効率 / ライフサイクル評価 / 水素 / バイオマス / 副生水素 / 環境性 / 経済性
研究概要

本年度の研究は、地域データの補完を進めることで、水素を地域で利用していく供給システムの分析がエネルギーチェーンで実施可能になることを目的としている。茨城県を対象にして、将来の水素利用社会システムを検討していく上で前提となる地域エネルギー需給を予測した。予測は地域産業連関表と全国産業連関表を利用して、部門別のエネルギー消費量とCO2排出量を2030年まで推計した。手法は産業連関分析法とRAS法を用いた。一方で、再生可能エネルギーから水素を生産するために、茨城県の地域データを基に太陽光、風力、バイオマスについて再生可能エネルギーのポテンシャルを推計した。それにより、水素生産のチェーンモデルとしてを化石燃料だけでなく再生可能エネルギーからも推計が可能になった。また、平成18年度から開発してきたエネルギーチェーン多層評価モデルの特許を申請した(エネルギーシステム評価装置:特許願1107507271)。開発されたエネルギーチェーン多層評価モデルを用いて、中国の山西省、ウイグル自治区を対象にして異なるエネルギー供給システムに対して二酸化炭素排出量の分析を行った。対象としたエネルギー供給システムは石炭、天然ガス、風力をエネルギー源とする石炭ガス化複合発電、高効率天然ガス複合発電、風力発電の新技術である。その結果、新技術導入による二酸化炭素削減効果が大きいことが定量的に示された。また研究によってデータベースが整備され、中国を例にして海外における水素利用システムのエネルギーチェーン分析が行えるようになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] エネルギーチェーン多層評価モデルを用いた中国におけるライフサイクル分析2008

    • 著者名/発表者名
      小暮遼、岡島敬一、能島雅史、小村昭義
    • 学会等名
      第24回エネルギーシステム、経済、環境コンファレンス、エネルギー・資源学会
    • 発表場所
      東京、虎ノ門パストラル
    • 年月日
      2008-01-30
  • [学会発表] バイオマス資源のエネルギー技術選択について2007

    • 著者名/発表者名
      内山洋司
    • 学会等名
      第16回日本エネルギー学会大会、
    • 発表場所
      九州大学箱崎キャンパス
    • 年月日
      2007-08-03
  • [産業財産権] エネルギーシステム評価装置、特許出願申請(2007年8月7日)2007

    • 発明者名
      内山洋司, 能島雅史, 小村昭義
    • 権利者名
      国立大学法人筑波大学株式会社日立製作所
    • 産業財産権番号
      特許願1107507271
    • 出願年月日
      2007-08-07

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi