研究課題
基盤研究(C)
昆虫の味覚器に含まれる味細胞は糖、塩、水、苦味に特化した4種の細胞があり、それぞれが刺激受容により応答インパルスを発生するが、その情報変換機構は諸説あって不確定である。我々も先に糖細胞において一酸化窒素(NO)が関与することを報告したが、NOが実際にどのような関与をしているのか、なお不明である。そこで、本計画ではこれらの情報変換機構の解明のために糖細胞のアポトーシスをおこすショウジョウバエを作成し、野生型個体との発現遺伝子の差をとることによって、まず糖細胞特異的に発現する遺伝子を網羅的に同定することを計画した。そのようにして得られた遺伝子の機能解析によって、糖細胞などの情報変換機構を明らかにすることを目指した。
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Comparative Biochemistry and Physiology Part A,(電子版) (doi : 10.1016/j.cbpa.2009.03.004)
Phormia regina. Neuroscience Letters 446(2008)
ページ: 36-39