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2006 年度 実績報告書

染色体進化における染色体サイズの減少はどのようなDNA配列の変化によるのか

研究課題

研究課題/領域番号 18570094
研究種目

基盤研究(C)

研究機関九州東海大学

研究代表者

星 良和  九州東海大学, 農学部, 助教授 (70332088)

研究分担者 副島 顕子  大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (00244674)
キーワード染色体 / 進化 / 反復配列 / FISH / GISH / ヨメナ / DNA / ゲノム
研究概要

染色体数が2n=18で大型の染色体(L-type)を持っシロヨメナ(シオン属)、同じく染色体数が2n=18で小型の染色体(S-type)を持つユウガキク(ヨメナ属)の核型分析により、ユウガキクの染色体サイズは、シロヨメナの染色体サイズの半分にも満たないが、その核型は相似的であることが明らかになっている。一方、葉緑体DNAを用いた系統解析によると、ヨメナ属植物はシオン属植物の一部から派生的に進化した単系統群であり、このことは、シオン属からヨメナ属への進化の過程で染色体サイズの減少がおこった事を示している。本年度はシロヨメナ、ユウガギクにおけるretrotransposonタイプのDNAの反復頻度の染色体上への分布パターンをFluorescence in situ hybridization(FISH)法により見積もった。また、Genomic in situ hybridization(GISH)により、大型染色体と小型染色体間とではそのゲノム構成が大きく異なることを明らかにした。さらに、フローサイトメトリーによる核DNA含量の測定調査により、染色体サイズの違いは、凝縮の度合いではなく、その染色体におけるDNAの差異に依存していることが明らかになった。ゲノミックディファレンシャルクローニング法を行った結果からは、シロヨメナとユウガギクのゲノムDNA間にサイズの異なるDNA断片を得た。フローサイトメトリーによる核DNA含量の測定調査により、染色体サイズの違いは、凝縮の度合いではなく、その染色体におけるDNAの差異に依存していることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of parental genomes and genomic organization in Aster microcephalus var.ovatus2007

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki Matoba, Akiko Soejima, Yoshikazu Hoshi
    • 雑誌名

      Journal of Plant Research 120(印刷中)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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