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2008 年度 実績報告書

バキュロウイルスディスプレイ法を用いた免疫担当細胞膜蛋白質間相互作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18570120
研究機関東京大学

研究代表者

先浜 俊子  東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (70187061)

キーワード蛋白質相互作用 / 膜蛋白質 / 免疫学 / バイオテクノロジー
研究概要

(1)GITR-GITR ligand (GITRL)相互作用検出システムの至適化と応用GITR (glucocorticoid-induced TNF receptor family-related gene)とそのリガンドGITRLはT細胞の活性化制御に重要な膜蛋白質である。プレート固相化GITRLディスプレイ発芽型バキュロウイルス(BV)とGITRディスプレイBVおよび抗GITR抗体を用いたELISA法によるGITRとGITRLの相互作用検出系の至適化を検討し、ノイズの少ない条件を確立した。このシステムで、GITRとGITRLの相互作用が、抗GITRL抗体で特異的にブロックされることを確認し、ブロッキング抗体や化合物のスクリーニング系への応用の道を開いた。
(2)class II MHC・抗原ペプチド複合体ディスプレイウイルスの作成と抗原特異的T細胞との結合の検出卵白アルブミン(OVA)由来のペプチドが共有結合したclass II MHC I-Adβ鎖を発現する組み換えバキュロウイルスを作成した。このウイルスとすでに作成しているclassII田CI-Adα鎖を発現する組み換えバキュロウイルスを昆虫細胞Sf9に共感染させて、培養上清よりBVを回収した。BV上に抗原ペプチドとclass II MHCヘテロダイマーの複合体がディスプレイされていることをclass II MHCに対する特異抗体を用いた肌ISA法で確認した。このBVとバキュロウイルスエンベロープ蛋白gp64に対する抗体を用いて、BVのOVAペプチドー1-Ad特異的なT細胞ハイブリドーマへの結合のフローサイトメーターによる検出を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Functional reconstitution of G protein-coupled receptor-mediated adenylyl cyclase activation by a baculoviral co-display system2008

    • 著者名/発表者名
      Toshiko Sakihama
    • 雑誌名

      Journal of Biotechnology 135

      ページ: 28-33

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A simple detection method for low-affinity membrane protein interactions by baculoviral display2008

    • 著者名/発表者名
      Toshiko Sakihama
    • 雑誌名

      PLoS ONE 3

      ページ: e4024

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.lsbm.org

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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