mRNAエンドヌクレアーゼの性状と活性調節

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18570160
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 分子生物学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 米崎 哲朗 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90115965)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: mRNA分解 / エンドリボヌクレアーゼ / T4ファージ / 大腸菌

研究概要

大腸菌RNase LSはadenylate cyclaseや転写因子FisのmRNAを標的とすることにより、ストレス応答や糖代謝など生理機能に重要な役割をもつことを明らかにした。また、RNase LSの活性に関与するRnlBやTpiAの役割について新知見を得ると共に、rnlAとrnlBの転写様式を明らかにした。T4ファージ感染直後にRNase EとGを活性化する原因遺伝子としてnrdC.11を特定できた。

研究成果

• [雑誌論文] Post-transcriptional control of Crp-cAMP by Rnase LS in Escherichia coli (2008)
  • 著者名/発表者名: Iwamoto,A., Lemire, S. and Yonesaki, T
  • 雑誌名: Mol. Microbiol 70 ページ: 1570-1578
• [雑誌論文] A role of RnlA in the RNase LS activity from Escherichia coli (2007)
  • 著者名/発表者名: Otsuka, Y., Koga, M., Iwamoto, A., and Yonesaki, T
  • 雑誌名: Genes Genet. Syst 82 ページ: 291-299
• [学会発表] 大腸菌RNase LSの生理的役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岩本明、 米崎哲朗
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20081200
• [学会発表] 大腸菌mRNAを促進するT4ファージ遺伝子の同定と機能解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 多田康子、米崎哲朗
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20081200
• [学会発表] RnlBタンパク質による大腸菌RNase LS活性の制御機構 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古賀光徳、米崎哲朗
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20081200
• [学会発表] 「大腸菌エンドリボヌクレアーゼRNase LSの活性制御機構」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 三木久美子、米崎哲朗
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会 合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20081200
• [学会発表] 大腸菌mRNAの不安定化を誘導するT4ファージ遺伝子の同定と機能解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 多田康子、米崎哲朗
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会・第80回日本生化学会合同大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20071200
• [学会発表] 大腸菌RNase LSによるCRP-cAMP新規制御機構 (2007)
  • 著者名/発表者名: 岩本明、米崎哲朗
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会・第80回日本生化学会合同大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20071200
• [学会発表] 大腸菌RNase LSにおけるrnlB遺伝子の役割 (2007)
  • 著者名/発表者名: 伊藤明日美、岩本明、米崎哲朗
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会・第80回日本生化学会合同大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20071200
• [学会発表] 大腸菌RNase LS変異体におけるCRPタンパク質過剰発現機構の解明 (2007)
  • 著者名/発表者名: 岩本明、 米崎哲朗
  • 学会等名: 第九回RNA学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20070700
• [学会発表] T4ファージゲノムTK2領域の機能解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 多田康子、米崎哲朗
  • 学会等名: 第九回RNA学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20070700
• [学会発表] 大腸菌RNase LSの活性に必須なrnlB遺伝子の解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 古賀光徳、米崎哲朗
  • 学会等名: 第九回RNA学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20070700
• [学会発表] RNase LSと糖質代謝の関係性について (2006)
  • 著者名/発表者名: 岩本明、米崎哲朗
  • 学会等名: 日本分子生物学会2006フォーラム
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20061200
• [学会発表] 大腸菌mRNA の不安定化を誘導するT4ファージ遺伝子の探索 (2006)
  • 著者名/発表者名: 多田康子、米崎哲朗
  • 学会等名: 日本分子生物学会2006フォーラム
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20061200
• [学会発表] RNase LS in Escherichia coli plays an important role in carbohydrate metabolism (2006)
  • 著者名/発表者名: Akira Iwamoto, Tetsuro Yonesaki
  • 学会等名: 20^<th> IUBMB International Congress of Biochemistry and Molecular Biology and 11^<th> FAOBMB Congress
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 20060900
• [学会発表] 大腸菌mRNA の不安定化を誘導するT4ファージ遺伝子の探索 (2006)
  • 著者名/発表者名: 多田康子、米崎哲朗
  • 学会等名: 第78回日本遺伝学会
  • 発表場所: つくば
  • 年月日: 20060900
• [図書] 原核生物の遺伝要素 : バクテリオファー「分子生物学イラストレイティド改訂第3版」 (2009)
  • 著者名/発表者名: 米崎哲朗
  • 総ページ数: 83-86
  • 出版者: 羊土社