研究課題/領域番号 |
18580002
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
加藤 清明 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (60271748)
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研究分担者 |
高牟礼 逸朗 北海道大学, 大学院・農学研究院, 助教 (90179557)
木藤 新一郎 岩手大学, 農学部, 准教授 (60271847)
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キーワード | イネ / 分げつ / マップベースクローニング / 二重変異体 / 遺伝子間相互作用 / 突然変異体 |
研究概要 |
既知の分げつ関連遺伝子とは異なる新規の膜輸送タンパク質をコードするRcn1の細胞内局在を同定するために2種の実験を試みている。一つは免疫染色のためにポリクローナル抗体を作成し、ウエスタン解析を行ったが、抗体の特異性が確認できなかった。現在、新たな抗体の作成中である。二つめに、ProRCN1::RCN1::GFPとProRCN1::GFP::RCN1の両コンストラクトをパーテイクルボンバートメント法でタマネギの表皮細胞に遺伝子導入して細胞内局在の解析を試みたが、現時点でいずれも明確な結果が得られていない。 他に5種の少ない分げつ変異体の原因遺伝子の単離をマップベースクローニング法で進めている。本年度はrcn2とrcn4を詳細マッピングし、絞り込まれたゲノム配列上に推定されているORFsのDNA配列の決定を進めた。これらのORFsには、既存の分げつ関連遺伝子は含まれていなかった。これまでに候補領域内のORFsの配列の約8割の解読を終えた。現時点では可能性のある塩基配列の変異は見出されていない。また、rcn3、rcn5、rcn6をそれぞれイネ第8染色体、第6染色体、第10染色体にマッピングした。これら3遺伝子の単離のための大規模マッピング集団F2も準備した。rcn1とrcn4の二重変異体、rcn4とd10の二重変異体をそれぞれ作出した。
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