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2008 年度 実績報告書

次世代景観シミュレーションシステムに必要な植物モデル技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18580021
研究機関千葉大学

研究代表者

本條 毅  千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 教授 (60173655)

キーワード植物モデル / 三次元形状 / シミュレーション / Google Earth / KML
研究概要

本年度は、これまでに作成した植物モデルをもとに,植物の形状成長を高速に可視化する手法について研究を行った。植物の形状成長を可視化する場合,データが膨大になる傾向がある。個体を構成するポリゴン数は,既存のモデルでも数千から数百万に達しており,モデルの結果を表示して評価などを行う場合,迅速にコンピュータ上に三次元形状を表示する技術が不可欠である。高速表示のためには,多数のポリゴンをまとめて,一つのポリゴンへのテキスチャマッピングで表す手法が最も実用的であるため,この手法の改良を行った。三次元形状の可視化には,可視化されたデータがインターネット上でも公開可能であることなどを考慮して,本年度は,モデルをGoogle社の可視化ソフトウェアであるGoogleEarthで公開できる手法の開発を行った。GoogleEarthで使用している言語であるKML(keyhole Modeling Language)は,景観背景を用意する必要がないことや,描画の詳細レベルを変化させることにより高速に描画を行うグラフィックアルゴリズムを持っているため,本研究で目標とする高速描画が比較的容易に行えた。また,環境の植物の生長に対する影響を組み入れるため,植物形状モデルと物質生産モデルとを一体化のために,統計的モデルを作成してきたが,本年度は,メカニズム的な面を考えた物質生産モデルを組み入れる手法についても開発を行った。また,このような可視化は群落レベルで行えるようにした。現在は,モデルの段階であり,仮想的な条件を与え,パラメータ変化によって,群落の状態や景観がどのように変化しているかのシミュレーションを行った。以上のように,次世代景観シミュレーションシステムとして,非常に有効な手法を開発できた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of roadside trees on tbe thermal environment within a street canyon2008

    • 著者名/発表者名
      Ken-ich Narita
    • 雑誌名

      Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University 43

      ページ: 41-48

  • [雑誌論文] 広域METROSによる首都圏のヒートアイランドの解析2008

    • 著者名/発表者名
      亀野勝彦
    • 雑誌名

      環境情報科学論文集 23

      ページ: 197-202

    • 査読あり
  • [学会発表] Recent Advancement of Plant Modeling and its Applicationon2008

    • 著者名/発表者名
      Tsuyoshi Honjo
    • 学会等名
      Invited Lecture at Taiwan Forestry Research Institute
    • 発表場所
      TFRI,Taiwan
    • 年月日
      2008-03-17
  • [備考]

    • URL

      http://www.h.chiba-u.jp/terra/2005lab_introduction/lab.html

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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