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2008 年度 実績報告書

野生種の交雑によるブルーベリー果実の機能性改善と品種改良に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18580036
研究機関東海大学

研究代表者

小松 春喜  東海大学, 農学部, 教授 (60148971)

キーワードブルーベリー / 野生種 / クロマメノキ / 種間雑種 / 五倍体 / 四倍体 / 三倍体 / 機能性
研究概要

クロマメノキ×`パトリオット'より得られたKP4系統(KP-1,2,3,4)の新梢の先端を採取し,染色体数を調査した結果, KP-1,4はいずれも染色体数が両親の中間である60本の五倍体, KP-2は染色体数が48本の四倍体, KP-3は染色体数が36本の三倍体であることが確認された。KP-1,3の花の大きさはクロマメノキと同じかそれより小さく,短い鐘型であった.一方, KP-2の花の大きさはクロマメノキより大きく,横径/縦径が0.79と小さく,`パトリオット'同様長い鐘型を示した.なお,五倍体のKP-1,3は花柄葉を有したのに対し, KP-2には花柄葉は認められなかった. KP-1,3の花粉の発芽率は,それぞれ5.0,1.0%と低く,特に三倍体のKP-3で低かったが,四倍体のKP-2では20%と比較的高い値を示した.着果したKP-1,2と両親の果実成分を分析した結果,全糖含量には有意な差は見られなかったが,`パトリオット'を除くクロマメノキとKP-1,2にはショ糖が含まれていた.一方,有機酸含量は,`パトリオット'に比べKP-1,2およびクロマメノキで有意に高い値を示した.また, KP-1,2はいずれもクエン酸の割合が高く,`パトリオット'に近似しており両系統共に雑種であることが推察された。果実中の全アントシアニン含量には有意な差は認められなかったが, KP-1,2はいずれも`パトリオット'に比べやや高い値を示した.また, KP-1,2のアントシアニンの組成は`パトリオット'に近似していた.総ポリフェノール含量は,`パトリオット'で有意に低く, KP-1,2の両系統はクロマメノキ同様に高い値を示した.なお,有意差はなかったが,果実のエタノールエキスの抗酸化活性にも総ポリフェノール含量と同様の傾向が見られた.
以上のように,クロマメノキ(6x)とハイブッシュブルーベリー(4x)の交雑からは,五倍体だけでなく四倍体も出現することが明らかとなった.また,本四倍体は栽培種と同等の品質で機能性も高かったことから,四倍体のF_1を選抜することにより直接優良な品種を選抜することも可能なことが示された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] クロマメノキとハイブッシュブル-ベリー'パトリオット'との種間交雑により得られた系統の評価2008

    • 著者名/発表者名
      海生理人, 小松春喜, 他
    • 学会等名
      園芸学会
    • 発表場所
      三重大学
    • 年月日
      2008-09-27

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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