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2006 年度 実績報告書

DNA修復能及びタンパク質品質管理機能増強による抗パーキンソン病機能性食品の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18580123
研究種目

基盤研究(C)

研究機関九州大学

研究代表者

照屋 輝一郎  九州大学, 大学院農学研究院, 助手 (10273971)

キーワード細胞・組織 / 食品 / 脳神経疾患 / ストレス / シグナル伝達
研究概要

平成18年度は主にin vitroパーキンソン病モデルとしてストレス負荷培養神経細胞を用いた抗パーキンソン病評価系の構築を行った。本研究課題の遂行に当たり、パーキンソン病研究のドーパミンニューロンモデルとして研究に用いられているヒト神経芽細胞腫由来SH-SY5Y細胞(ATCCより入手)を使用した。SH-SY5Y細胞はレチノイン酸処理によりドーパミンニューロンに分化する。この細胞株を本研究でのモデル神経細胞として使用した。
1.ドーパミンニゴーロンへの酸化ストレス負荷による細胞障害の誘導と障害評価
酸化ストレスの負荷方法として、NO発生剤であるSIN-1処理やSNP処理などをSH-SY5Y細胞に行った。その結果生じる細胞障害に関して、細胞の生存率をWST-1法により評価した。また細胞のアポトーシスに関してはカスパーゼの活性化状態をイムノブロッティングにより評価した。本項目では候補機能性食品がSIN-1またはSNP処理に由来する細胞障害への抑制効果を評価した。
2.ドーパミンニューロンへのタンパク質品質管理機能質賦活効果の検討
タンパク質品質管理機能において重要な役割を果たす、ユビキチン・ペルオキシソーム系の機能評価にあたり、ペルオキシソーム系阻害剤MG-132処理を行い細胞のタンパク質品質管理機能への負荷を与える系を構築した。本項目では候補機能性食品がMG-132処理に由来する細胞障害への抑制効果を評価した。
3.ドーパミンニューロンへの抗酸化ストレス負荷およびタンパク質品質管理機能質賦活化物質の検討
各々の細胞評価系において効果を有する機能性食品候補として、電解および天然還元水、発酵乳ケフィア、そして酵素消化フコイダン抽出物に関して網羅的な検討を進めている段階である。各候補食品中の活性成分に関して、ゲルろ過、イオン交換クロマトグラフィ、そして逆相HPLCにより単離・同定を行っていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] In vitro immunization can elicit the expansion of diverse repertoire of B cells from peripheral blood mononuclear cells.2007

    • 著者名/発表者名
      S.Matsumoto et al.
    • 雑誌名

      Cytotechnology (in press)

  • [雑誌論文] Identification of genes involved in the suppression of antibody production from human peripheral blood lymphocytes2006

    • 著者名/発表者名
      Y.Aiba et al.
    • 雑誌名

      Bioscience, Biotechnology and Biochemistry 70・4

      ページ: 966-970

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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