本年度は研究期間の最初の年度であり、流域森林の状態と底生動物群集との関係を明らかにするための調査と地質と底生動物群集との関係を明らかにするための調査を行うことを目的とした。 「1」流域森林の状態と底生動物群集との関係を明らかにするための調査 国有林内において、天然林流域や人工林流域、その2つが入り混じった流域などを15箇所、川幅5-10mで渓流環境(水温、水深、底質など)が同じような調査地点を探した。地図上でポイントを絞り、現地へ行って確認し、調査地の設定を行った。各調査地点での底生動物の調査を12から1月に行った。各地点にて、5箇所の底生動物の定量採集(30cmX30cm)を行った。採集した底生動物は80%アルコールにて固定した。 「2」地質と底生動物群集との関係を明らかにするための調査 調査地の設定:中央構造線より北に位置する国有林内において、天然林流域や人工林流域、その2つが入り混じった流域など10箇所、川幅5-10mで渓流環境(水温、水深、底質など)が同じような調査地点を探した。地図上でポイントを絞り、現地へ行って確認し、調査地の設定を行った。各調査地点での底生動物の調査を1月に行った。各地点にて、5箇所の底生動物の定量採集(30cm×30cm)を行った。採集した底生動物は80%アルコールにて固定した。
|