研究課題
本年度は研究期間の3年目である。森林タイプと底生動物群集との関係について、調査地が地理的に離れていても同じ傾向が得られるのかどうか検証することと中央構造線の北と南で底生動物群集が異なるのかどうか明らかにすることを目的とした。「1」流域森林の状態と底生動物群集との関係を明らかにするための調査に関して紀伊半島において、流域森林のタイプとそこに生息する底生動物群集との関係を明らかにした。すでに四万十川流域にて行った結果と比較すると、森林タイプと底生動物群集との関係について、調査地が地理的に離れていても同じ傾向が得られることがわかった。「2」地質と底生動物群集との関係を明らかにするための調査に関して底生動物群集は地質に大きく作用されており、地質が異なると底生動物群集も異なってくることがわかった。「3」人工林の樹齢と底生動物群集との関係を明らかにするための調査に関して樹齢のそろった人工林流域の調査サンプルが少なく、解析まで至らなかった。
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