研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、水田農業の担い手の一形態として着目される集落営農を対象にして、その組織化と農業経営確立の活動を支援するための方策について、経営情報システム論の観点から理論的、実証的に検討し、コンピュータ利用による科学的手法を提起することにある。主たる研究手法として用いるのは、研究代表者等が開発を手がけ実用段階に移行してきたパソコン用ソフトウエア「水田作経営の一筆圃場管理システム」である。本研究で通じて得られた研究成果の主要な内容は下記の通りである。1.集落営農の類型別実態調査を実施し、集落営農においては、経営管理活動に対する情報管理の取り組みが全体として立ち後れた状況にあることを明らかにした。2.全戸参加による集落ぐるみ型の集落営農においては、農業経営確立のためには、財務管理の一元化とあわせて、連係する労務管理と生産管理の秩序形成が必要となることを把握した。3.以上の結果をふまえて、「水田作経営の一筆圃場管理システム」の現地実証試験を行い、そこから摘出された課題についてシステムの改良を行った。特に機能強化を行ったのは、GIS用の作図機能、データベース部分である。以上の機能強化により、データ処理、及び地図表示の処理を効率化し、ソフトウェアを完成させた。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)
2008年版鳥取県企業の農業参入事例集
ページ: 1-5
Japan and East Asian Regionalism(Department of East Asian Studies, Faculty of Arts and Social Sciences, University of Malaya)
ページ: 109-131
Tottori Prefecture
農業生産技術管理学会 14(2)
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Journal of the Japanese Society of Agri-cultural Technology Management Vol. 14, No. 2
Tottori University and National Agriculture and Food Research Organization