研究概要 |
近年世界的に環境保全, 防災保全のためのリサイクル骨材及び建設廃棄物の再利用が注目されている.日本でもリサイクル材料の処理に毎年多額の経費が費やされている.これらの材料の有効利用を進める上でその材質,強度,経済性,環境への負荷などに対する精密で信頼性の高い手法を発展させなければならないが,未解決の技術的問題が山積しているのが現状である. 本研究では,以下の研究項目を通して環境保全, 防災保全を考慮したリサイクル材によるポーラスセメント複合材等の性状を研究し,それらが構造物を構成する材料として利用できるような技術の創成を目的としている. 1.種々のリサイクル材料を用いたポーラスセメント複合材の強度性状に関する研究 2.建設廃棄物を利用したポーラスセメント複合材の透水性及びクリープ試験に関する研究 3.リサイクル材を用いた各種構造物に対する設計手法の確 4.セメント複合材の最適設計及び有効利用法の確立.
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