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2007 年度 実績報告書

果樹園を対象とした灌水制御のためのセンサネットワークの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18580260
研究機関和歌山大学

研究代表者

内尾 文隆  和歌山大学, システム情報学センター, 教授 (90185017)

研究分担者 瀧 寛和  和歌山大学, システム工学部, 教授 (10304180)
三輪 昌史  徳島大学, 工学部, 講師 (40283957)
井口 信和  近畿大学, 理工学部, 准教授 (50351565)
伊藤 良栄  三重大学, 生物資源学部, 助教 (30232490)
キーワード1-wire / センサネットワーク / 果樹栽培 / 潅水制御
研究概要

H19年度では、H18年度の成果を受けて以下の3点について研究を実施した。
1.1-wireによる土壌水分計測システムの開発
これまで、土壌水分計だけは専用のロガーを用いて計測していたが、新たに1-wireをc用いた土壌水分計計測システムを開発し、和歌山県農業大学校の実験圃場において計測を開始した。これまで安定に稼動し計測データを送信している。
2.和歌山県農業大学校でのセンサーシステムの稼動
H18年度設置した、1-wireによるセンサーシステムを長期間稼動させ、安定運用のための調整を行なった。特にノイズ対策としてセンサー機器の配線の見直し、電源線の見直しを行い、安定稼動のための技術開発を行った。また、雨量計が落ち葉、ほこり等の影響で詰まる現象が発生した。しかし、1-wireによるセンサ接続では、複数の雨量計を同時に接続、監視できため、複数の雨量計を設置することで、誤差の平均化やバックアップとしての機能、または異常値の発見が容易になった。
3.圃場情報簡易閲覧のためのガジェット開発
通常圃場管理システムはWebベースで開発される場合が多い。しかし、そのためには絶えず閲覧画面を表示し監視する必要があり、そのため零細農家では専用端末を設置するのは不可能であるため、1台のPCを共有する事が多いと考えられる。本研究では、WindowsVista等で普及が始まったガジェット上にセンシングデータ表示するシステムを開発した。ガジェットは、Office等の他のアプリケーションを利用中でもデスクトップでセンサデータの確認、異常値の警告をする事が可能であるために、PCの利用中は絶えずセンサデータの監視を行う事ができる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (4件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 圃場センサネットワークノードの開発2008

    • 著者名/発表者名
      井関、内尾、井口、瀧
    • 学会等名
      電気学会産業システム情報化研究会
    • 発表場所
      大阪電気グラブ
    • 年月日
      2008-03-17
  • [学会発表] 圃場センシングシステムの開発2008

    • 著者名/発表者名
      登橋、内尾、瀧
    • 学会等名
      電気学会産業システム情報化研究会
    • 発表場所
      大阪電気グラブ
    • 年月日
      2008-03-17
  • [学会発表] 消費電力を考慮した圃場センサネットワークシステム2008

    • 著者名/発表者名
      林、内尾、瀧
    • 学会等名
      電気学会産業システム情報化研究会
    • 発表場所
      大阪電気グラブ
    • 年月日
      2008-03-17
  • [学会発表] 圃場センシングデータを用いた果樹栽培のための潅水作業支援2008

    • 著者名/発表者名
      橋爪、内尾、瀧
    • 学会等名
      電気学会産業システム情報化研究会
    • 発表場所
      大阪電気グラブ
    • 年月日
      2008-03-17
  • [備考] 以下の論文で、電気学会産業応用部門優秀論文発表賞を受賞(H20年4月10日決定)

  • [備考] 豊国、内尾、瀧、三輪、井口:「圃場センサネットのための省電力制御」,電気学会産業応用部門研究会,IIS-07-19(2007年3月)

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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