研究課題
基盤研究(C)
血小板活性化機構におけるイミダゾリン受容体(I-受容体)の役割を解明するために、ウシ、ウマ、ラットの血小板におけるI-受容体およびα_2-アドレナリン受容体(α_2-受容体)のサブタイプとその情報伝達経路を検討し、I-受容体を介する血小板凝集能を解析した。その結果、ウシ、ウマおよびラット血小板にはα_2-受容体がなく、I-受容体の2つのサブタイプの存在を明らかにした。ウマの血小板I-受容体数はイヌとネコに比べ多く、I 1-受容体はGTP結合蛋白質に共役していることを明らかにした。さらに、血小板凝集の解析より、ウシ血小板凝集を抑制する作用はI 1-受容体を介すことを示唆した。このような動物種による血小板の種類や数の相違はI-受容体の作用の解明に有用である。
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