研究課題
基盤研究(C)
脂肪滴はほぼ全ての体細胞に認められる一種のオルガネラで、中性脂肪貯蔵・膜脂質代謝・エネルギー産生などに密接に関与すると考えられている。細胞内において脂肪滴量は極めてダイナミックに変動するが、その生成・消失機構及びその制御についてほとんどわかっていない。医学薬学的見地からも脂肪滴は肥満・脂肪肝等の本因であり、その形成メカニズムを知ることは、これらに付随した病態の解析・治療にも有用である。そこで、細胞内脂肪滴の形成メカニズムを明らかにすることを本研究の目的とする。研究計画としては、体細胞変異株を用いた遺伝学的な手法とプロテオミクスを用いた生化学的な手法を用い細胞内脂肪滴の形成メカニズムに重要な因子を同定し、その関与機構を解析することである。さらに、脂肪滴形成を制御する薬剤の開発を試みることである。
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J. Biochem 139
ページ: 921-930
Biol. Pharm. Bull 29(9)
ページ: 1958-61