研究課題/領域番号 |
18590114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 九州保健福祉大学 |
研究代表者 |
定金 豊 九州保健福祉大学, 薬学部, 講師 (60293304)
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研究分担者 |
川原 正博 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (40224828)
木葉 敬子 九州保健福祉大学, 薬学部, 助手 (00369175)
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キーワード | 光反応 / ジアジリン / 抗体提示ファージ / アミロイド / プロテオーム / パニング / スクリーニング / ペプチド多量化 |
研究概要 |
申請者らが開発したフォトパニング法は、従来の方法に比べ1000倍以上の選択効率をもつ。本研究の目的は医療抗体産業のインフラとして利用するために欠かせない基礎的技術である抗体提示ファージライブラリーに適応したフォトパニング法の開発である。抗ペプチド抗体産生細胞から得た抗体遺伝子を、抗体を提示するファージとして最も一般的に使用されている繊維状ファージM13に挿入し、抗体提示ファージを製作した。抗原ペプチドのジアジリン光ユニットを装着して光反応性ペプチドを製作し、フォトパニング法のリガンドとした。バックグランドファージの減少を目的に光反応性ペプチドを直接固相に貼り付けた光反応性パニング素子では、抗体提示ファージの回収率を向上させることができなかった。今後のさらなる工夫が必要であるが、フォトパニング法の確立を最優先として、T7提示ファージで使用したアビジン磁気ビーズを用いて実験を行った。光反応性ペプチドのN末端をビオチン化し、これをリガンドとして溶液中で抗体提示ファージと結合させ、アビジン磁気ビーズで回収した。この方法により従来法よりも高い効率で目的のファージを回収できることに成功した。さらに効率を上げるために各種条件を検討中である。一方、プリオンタンパク質のあるペプチド断片において、ペプチドの多量化によりアミロイド・チャネル仮説を支持する結果が得られた。このペプチドはラット海馬初代培養細胞の成長を抑制し、神経細胞死を引き起こした。
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