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2009 年度 実績報告書

肝初期発生における肝芽細胞分化および肝芽組織形成過程の分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18590171
研究機関大阪市立大学

研究代表者

仲谷 和記  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (60295699)

キーワード発生・分化 / 細胞・組織 / 解剖学 / 細胞間結合
研究概要

本研究は肝臓の初期発生過程における肝芽細胞分化と肝芽組織形成の分子機構の一端を明らかにすることを目的とする。前年度までの免疫組織化学的および微細形態学的検討より、細胞間接着に重点を置いて研究を進めることとした。横中隔間充織内を浸潤する肝芽細胞は接着結合を含む細胞間接着装置の構造を保ったまま移動しており、また、接着結合に関与するNカドヘリンを発現している。このNカドヘリンやタイト結合構成分子ZO-1の細胞内局在を明らかにするため、前年度後半に引き続き、免疫電顕法を試みた。胚胎全体に免疫組織化学法を行う方法(whole mount immunohistochemistry : WM-IHC)によるpre-embedding免疫電顕法では、'免疫染色終了後の標本上およびパラフィン包埋薄切標本上で陽性コントロール(α-フェト蛋白:AFP)の染色が確認された。しかし、超薄切後の電顕観察では有意な染色を認められなかった。陽性コントロールを使い、標本の固定方法や1次抗体濃度、2次抗体の種類等の実験条件を種々検討したが、電顕観察で有意となるような染色は残念ながら得られなかった。LRWhite包埋剤を用いたpost-embedding免疫電顕法も並行して行ったが、標本が脆く超薄切自体が困難であった。以上の結果より、Nカドヘリン・ZO-1等の細胞内局在を明らかにすることを断念し、現在、投稿に向けて準備中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文]2010

    • 著者名/発表者名
      仲谷和記
    • 雑誌名

      人体の解剖生理学(第8章 4-4.肝臓と胆嚢の構造と機能(金芳堂)

      ページ: 262-264

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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