• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

平滑筋細胞におけるT型カルシウムチャネルの生理学的意義

研究課題

研究課題/領域番号 18590213
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

北村 憲司  福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (30112345)

キーワード生理学 / 薬理学 / 細胞組織 / シグナル伝達 / 循環器・高血圧 / Caチャネル / イオンチャネル / 平滑筋
研究概要

平滑筋細胞にT型電位依存性Caチャネルが存在しているが,平滑筋細胞はT型Caチャネルの活性化には適していない環境下にあると信じられてきたため,その存在意義については疑問視されてきた。T型Caチャネルのうちα1Hは消化管や心筋などの末梢組織に多く分布することが知られており,α1Gやα1Iとは組織分布に大きな違いがある。特定の平滑筋組織において特定のサブタイプが発現するという事実は,平滑筋組織におけるT型Caチャネルの役割を十分推測させるものである。今年度は特にα1G及びα1Hの機能の違いを調べる目的でこれらチャネルのキメラチャネルを作成し,電気生理学的特徴の変化を調べた。その結果,2種類のチャネルの電気生理学的な差はあまりないが,α1Gのdomain IV S3-S4をα1Hに入れ替えるとある種の生物毒に対して抵抗性が増すことがわかった。これらのことはこれら2つのチャネルは生理的な環境下では同質の機能を有しているが,病的環境下では異なる機能を発揮する可能性を持つことを示している。
現在,ラットalH及びalGT型Caチャネルサブタイプ特異的なsiRNAの分子設計を行っている。また,各組織の初代培養細胞作成について技術向上を図っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The ProTX-I receptor site of T-type Ca2+ channels2008

    • 著者名/発表者名
      Ookubo Tsuyako
    • 学会等名
      日本薬理学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2008-03-18

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi