研究課題/領域番号 |
18590218
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
大栗 幸子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 技術職員 (50380085)
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研究分担者 |
二川 健 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20263824)
安井 夏生 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (00157984)
根本 尚夫 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (30208293)
岸 恭一 名古屋学芸大学, 管理栄養学部, 教授 (80035435)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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キーワード | 坐骨神経切除 / オリゴペプチド / IGF-1シグナル / ユビキチンリガーゼ / 廃用性筋萎縮 / 抗老化食 |
研究概要 |
寝たきりになると筋肉や骨の萎縮が急速に進み、患者のQuolity of Lifeが著しく障害される。しかしながら、その進行を防ぐ手段はまだない。寝たきりによる筋肉の萎縮はインスリン様増殖因子(IGF-1)のシグナルが減弱するために起こる。その減弱化はユビキチンリガーゼCb1-bがIGF-1のシグナル分子であるInsulin receptor substrate-1(IRS-1)のユビキチン化と分解を促進するためであることがわかった。Cb1-b遺伝子を欠損したマウスは、廃用性筋・骨萎縮をきたさない。それゆえこれら廃用性筋・骨萎縮を治療するためには、Cb1-bのユビキチンリガーゼの活性を阻害することが重要である。本年度は、Cb1-bのユビキチン化活性を阻害しうる物質の同定と、その効果をモデル動物で実証することを目指した。培養細胞を用い阻害物質をスクリーニングした結果、ある特殊なアミノ酸配列をもつペンタペプチド(5個のアミノ酸からなるペプチド)はCb1-bとIRS-1の結合を競合的に阻害できることを見出した。安価かつ大量に生産したオリゴペプチドを坐骨神経切除マウスの腓腹筋に投与すると、坐骨神経切除によるIRS-1のユビキチン化を抑制し筋萎縮を著明に改善した。これらの結果は、オリゴペプチドが運動器に対する抗老化食として有効であることを強く示唆した。
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