老化促進モデルマウスP8系の離乳期からの加齢速度促進機構の解明に向けた研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18590224
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
• 研究機関: 東邦大学
• 研究代表者: 高橋 良哉 東邦大学, 薬学部, 教授 (40197190)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 発達 / 成長 / 老化

研究概要

老化促進モデルマウス(SAM)P8系の離乳期にはじまる促進老化現象の原因を探るため行った組織タンパク質の解析から肝臓型脂肪酸結合タンパク質のアミノ酸配列に促進老化型P8系と正常老化型R1系マウスに違いがあること見出した。最終的にSAMP8の促進老化の原因の特定には至らなかったが、促進老化型P8系マウスは高脂肪餌に対する感受性が高い系統であり、老化や老化関連疾患の基礎研究に重要なモデル動物となり得る可能性が高いことが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Beneficial biochemical outcomes of late-onset dietary restriction in rodents (2007)
  • 著者名/発表者名: Sataro Goto, Ryoya Takahashi, Zsolt Radak, Ramesh Sharma
  • 雑誌名: Annals of the New York Academy of Sciences 1100 ページ: 431-441
• [学会発表] 老化促進モデルマウスSAMを用いた抗老化研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 高橋良哉
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-03-26
• [学会発表] 高脂肪食の生体への影響、SAMとKKAyマウスの比較 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中(福井)ゆか
  • 学会等名: 第52回日本薬学会関東支部会野田(4)
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2008-10-04
• [学会発表] 離乳期SAMP8小脳におけるミエリン塩基性タンパク遺伝子発現異常 (2008)
  • 著者名/発表者名: 高橋良哉
  • 学会等名: 第23回老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会研究発表会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2008-07-17
• [学会発表] Altered expression of myelin basic protein gene in the cerebellum of SAMP8 mice (2008)
  • 著者名/発表者名: 高橋良哉
  • 学会等名: 第31回日本基礎老化学会
  • 発表場所: 松本
  • 年月日: 2008-06-13
• [図書] 老化・老年病研究のための動物実験ガイドブック (2008)
  • 著者名/発表者名: 高橋良哉
  • 総ページ数: 41-44
  • 出版者: アドスリー
• [備考]
  • URL: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/antiaging/index.html
• [備考]
  • URL: http://www.phar.toho-u.ac.jp/labo/seika.html