研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、心不全の原因となる心臓の肥大化(心肥大)を抑制する薬物を、心肥大をおこした動物(マウス)を用いて明らかにすることである。まず、心肥大はプロスタグランジン(PG)という生理活性物質の産生を抑制するアスピリンを投与することによって増強した。しかし、アスピリンとPG の一種であるPGI_2 の類似薬を併用して投与すると、心肥大の増強はみられなかった。また、PGI_2 類似薬は細胞レベルでも肥大を抑制することが認められた。これらの結果、PGI_2 製剤が心肥大の予防・治療に有用である可能性が示唆された。
すべて 2009 2007
すべて 学会発表 (2件)