ピロリ菌感染によるヒト細胞のエピジェネティックス変異の研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18590386
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 実験病理学
• 研究機関: 静岡理工科大学
• 研究代表者: 常吉 俊宏 静岡理工科大学, 理工学部, 教授 (40236930)
• 研究分担者: 鈴木 浩一 自治医科大学, 医学部, 助教 (70332369)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 腫瘍 / ピロリ菌 / 遺伝子 / 癌 / 食品 / 微生物 / 病理学

研究概要

ヒト正常皮膚繊維芽細胞(NHDF)とピロリ菌(HP)を混合培養し、ヒトDNAのメチル化(エピジェネティック変異)を検出したところ、HP混合でNHDFのメチル化(最大44%)・脱メチル化(同8%)が起こった。緑茶カテキンを混合培養系に添加すると脱メチル化方向に変化した。マイクロアレイを用いたところヒトのDNAメチル化酵素、ヒストン脱アセチル化酵素など重要遺伝子がHP混合でメチル化されることがわかった。

研究成果

• [学会発表] ゲル電気泳動によるDNAメチレーションの検出-ピロリ菌感染による各種ヒト遺伝子メチル化検出の試み(II)- (2008)
  • 著者名/発表者名: 山本紘子、山梨隆智、小泉圭、宮木裕一郎、名倉理教、鈴木浩一、新村和也、大椙弘順、小西文雄、前川真人、椙村春彦、常吉俊宏
  • 学会等名: 第13回LCテクノプラザ
  • 発表場所: 東京理科大学薬学部(千葉県野田市)(口演)
  • 年月日: 2008-02-01
• [学会発表] ピロリ菌との混合培養によるヒト細胞株のグローバルDNAメチル化変異検索 (2007)
  • 著者名/発表者名: 山本紘子、小泉圭、宮木祐一郎、鈴木浩一、新村和也、大椙弘順、小西文雄、前川真人、椙村春彦、常吉俊宏
  • 学会等名: 第66回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(ポスター発表)
  • 年月日: 2007-10-04
• [学会発表] ゲル電気泳動によるDNAメチレーションの検出-ピロリ菌感染による各種ヒト遺伝子メチル化検出の試み- (2007)
  • 著者名/発表者名: 山本紘子、小松郁麻、小泉圭、宮木祐一郎、名倉理教、鈴木浩一、堀井俊伸村和也、大椙弘順、数井暉久、前川真人、椙村春彦、常吉俊宏
  • 学会等名: 第12回LCテクノプラザ
  • 発表場所: 東京理科大学薬学部(千葉県野田市)(口演)
  • 年月日: 2007-02-02
• [学会発表] 網羅化指標評価法としてのMethylation sensitive amplified fragment length polymorphism (2006)
  • 著者名/発表者名: 山本紘子、鈴木浩一、常吉俊宏、谷岡書彦、新村和也、椙村春彦
  • 学会等名: 第66回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(ポスター発表)
  • 年月日: 2006-09-28