研究課題
(1) 昨年迄の4名にさらに2名加えた総計6名の患者由来'Candidatus Helicobacter heilmannii'について、マウス感染モデルで菌株を継代維持した。(太田浩良/羽山正義)(2) 'Candidatus H. heilmannii'6株について遺伝学的に解析し、その殆どが'Candidatus H. heilmannii'type 1に属することを明らかにした。(川上由行/小穴こず枝)(3) 'Candidatus H. heilmannii'6株中で、SH6株については、16S rRNAおよびUrease遺伝子の解析から、これまでに全く知られていなかった'Candidatus H. heilmannii'に分類されることを明らかにすることが出来た(J. Microbiol. 47(4):201-207,2009)。(川上由行/小穴こず枝)(4) また、このSH6株の16S rRNA遺伝子とUrease遺伝子の塩基配列について、DDBJ/NCBIのGeneBank Nucleotide Sequence DataBaseから、SH6株の遺伝子配列(Accession number AB462257〜AB462257)を公開することが出来た。(川上由行/小穴こず枝)(5) さらに、'Candidatus H. heilmannii'と近縁であるとされているH. felis ATCC49179株を用いた培養環境条件についての検討から、研究目的に応じた「至適培養環境」(Microbiol. Immunol. 53(5):251-258,2009)について提案することが出来た。(川上由行/小穴こず枝)
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J. Microbiol. 47
ページ: 201-207
Microbiol. Immunol. 53
ページ: 251-258