研究課題/領域番号 |
18590441
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
櫻井 純 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (80029800)
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研究分担者 |
小林 敬子 徳島文理大学, 薬学部, 助教 (90170315)
小田 真隆 徳島文理大学, 薬学部, 助教 (00412403)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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キーワード | Bacillus cereus / スフィンゴミエリナーゼ / 溶血活性 / 結晶解析 / 三次元構造 / 二価金属イオン / 中性SMaseファミリー / クレフト |
研究概要 |
Bacillus cereus由来スフィンゴミエリナーゼ(Bc-SMase)は、溶血活性を有し、中性付近に至適pHを有する酵素(nSMase)であり、活性は、Mg^<2+>以外にCO^<2+>,Mn^<2+>などの2価の金属イオンに依存している。Staphylococcus aureus SMase(β-ベモリジン)やヒト、及び、ラットのnSMaseも、活性は、2価金属イオン依存性であること、アミノ酸配列の相同性の高く、これらは、nSMaseファミリーとして分類されている。従って、Bc-SMaseの二価金属イオンとの共結晶の三次元構造の決定し、金属イオンの役割と活性に重要なアミノ酸残基を明らかにすることは、病原因子としての解明と細胞内シグナル伝達機構に重要なSM代謝系の要となっているほ乳類nSMaseの機能と構造の研究に寄与すると考える。本研究において、Bc-SMaseとMg^<2+>、CO^<2+>、Ca^<2+>との共結晶解析に成功し、1)Bc-SMaseは、唯一の細長いクレフトが存在し、その中央部に2個(Ca^<2+>の場合、1個)、その端に1個の金属イオンが保持されていること、2)2個金属イオンが保持されている部位が、アミノ酸置換の結果を考慮すると、活性中心であること、端に存在する金属イオンの役割は不明であること、3)ほ乳類nSMaseには存在せず、酵素分子から突出している可動性のアームは、基質であるスフィンゴミエリンのホスフォリルコリンとの親和性が強く、基質との結合と膜への結合に重要であることが判明した。
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