• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

CT像および胸部単純X線像を融合した微小原発性肺癌の低被曝診断支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18590491
研究機関大阪大学

研究代表者

小縣 裕二  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60281127)

研究分担者 松本 光弘  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (10362691)
富山 憲幸  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50294070)
キーワード微小原発性肺癌 / 早期画像診断 / 診断支援システム
研究概要

本研究では、微小原発性肺癌の早期画像診断の標準化と指針を示すことを目的として、(1)CT像・胸部単純X線像を融合する。(2)効率・費用・被ばくなどの効果を基に観察間隔,観察期間の最適化を行う。(3)経過観察をおこなうシステムを構築する。(4)多くの症例を集め陰影の評価基準の確立を目指している。
本年度は、昨年度構築した微小肺癌における早期診断支援システムに改良を行い、臨床応用にむけ、(1)データ転送方法の改良、(2)プログラムの改良および各種パラメータの最適化、(3)臨床に必要な画像出力・表示環境を検討した。
(1)データ転送方法の改良
昨年度整備した手作業によるDICOM画像サーバー経由して画像データを転送するネットワークを、自動転送するシステムに改良するために、当施設内に実際に臨床現場で使用している装置と同じものを用いて検証用システムを構築した。そのシステムを用いて問題点を洗い出し、対策を詳細に検討し改良を加えている。
(2)プログラムの改良および各種パラメータの最適化
臨床画像(大容量)をリアルタイムで用いて扱えるように、システム全体のアルゴリズムおよびプログラムの改良を行った。
(3)臨床に必要な画像出力・表示環境の検討
経時的に得られる画像データを出力・表示環境を比較・検討し、臨床に必要な解像度や表示方法について検討した。また、構築したシステムを複数の評価者により評価した。さらに、実際に臨床データ入力し、システム全体をチェックするとともにアルゴリズム・プログラム・処理方法・各種パラメータに改良を加え、臨床応用に向け本システムをさらに進化させている。
一方、現在CTによる肺癌検診が行われている施設における(1)検査方法、(2)対象者、(3)費用、(4)調査経過観察方法などの調査を行っており、調査終了後に結果を詳細に検討する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Volume histogram analysis for lung thin-section computed tomography: differentiation between usual interstitial pneumonia and nonspecificinterstitial pneumonia2007

    • 著者名/発表者名
      Sumikawa H, Johkoh T, Yamamoto S, Ogata y, matsumoto M, Tomiyama N, 他9名
    • 雑誌名

      Journal of Computer Assisted Tomography 31(6)

      ページ: 936-942

    • 査読あり
  • [学会発表] How do you think colored images on radiology?-Colored images are really useful for radiology-2007

    • 著者名/発表者名
      Y Ogata, H Naito, M Sasagaki, T Ueguch, M Matsumoto, 他2名
    • 学会等名
      Radiological Society of North America
    • 発表場所
      Chicago(U.S.A.)
    • 年月日
      20071125-30

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi