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2008 年度 研究成果報告書

2次元バーコードによるお薬手帳の機能向上と医薬品適正使用支援

研究課題

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研究課題/領域番号 18590504
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関九州保健福祉大学

研究代表者

本屋 敏郎  九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (60166345)

研究分担者 河内 明夫  九州保健福祉大学, 薬学部薬学科, 講師 (80389593)
柴田 由香里  九州保健福祉大学, 薬学部薬学科, 助手 (90412832)
研究期間 (年度) 2006 – 2008
キーワードお薬手帳 / 2 次元コード / 医薬品適正使用
研究概要

「2次元バーコードによるお薬手帳の機能向上と医薬品適正使用支援」に関する研究を行うにあたり、(1)コンピュータチェックシステム導入による従来型お薬手帳の機能性向上の検証、(2)2次元コードを利用したチェックシステム搭載試作機の開発、(3)本試作機の臨床導入とその評価、を目標とした。レセプトコンピュータ薬剤鑑査システムを用いたお薬手帳の有用性向上に関する調査として、お薬手帳利用者を対象としたデータ収集・解析を実施し、「お薬手帳」に記載された複数処方の薬剤をレセプトコンピュータの薬剤鑑査システムを用いて鑑査することで、高率で確実な疑義抽出が可能となり、これによりお薬手帳の機能が高まることを報告した(柴田由香里,他:医療薬学,34,972-976,2008)。また宮崎県全域を対象にお薬手帳の活用実態について調査を行い、その有用性向上への課題と対策を検討した。本調査により、手帳が十分効果的にその機能を発揮している例は未だ少なく、手帳の有効利用のためのさらなる対策が必要であることがあらためて浮き彫りとなった(第41 回日本薬剤師会学術大会、宮崎市、2008.10)。処方情報を2次元コードに変換しお薬手帳ラベルにプリントアウトするシステム、その2次元コードをレセプトコンピュータに読み込み、レセプトコンピュータの「重複投与・相互作用チェックシステム」と接続し、疑義検索を行わせるシステムをそれぞれ構築し(2007-2008 年度)、研究室レベルでの2次元コードお薬手帳鑑査システムの完成をみた。同試作機の臨床導入を目的とした研究室レベルでの機能性・有用性の検証においては、優れた機能性が確認され、臨床応用による有用性が期待された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] レセプトコンピュータ薬剤鑑査システムを用いたお薬手帳鑑査の有用性検討2008

    • 著者名/発表者名
      柴田由香里、河内明夫、田口順子、首藤博子、原田勝己、本屋敏郎
    • 雑誌名

      医療薬学 34

      ページ: 972-976

    • 査読あり
  • [学会発表] お薬手帳の活用に関する実態調査2008

    • 著者名/発表者名
      菓子野三千代、柴田由香里、河内明夫、稲用久美子、上野由記子、小谷正、小西利幸、佐藤智加子、下別府直美、中武京子、長友由美、林隆一朗、松崎英子、横山岳史、小坂郁雄、日高里奈、児玉裕文、本屋敏郎
    • 学会等名
      第41回日本薬剤師会学術大会
    • 発表場所
      宮崎
    • 年月日
      20081000
  • [学会発表] レセプトコンピュータ薬剤鑑査システムを用いた「お薬手帳」の機能性評価2007

    • 著者名/発表者名
      柴田由香里、河内明夫、田口順子、首藤博子、原田勝己、本屋敏郎
    • 学会等名
      第17回日本医療薬学会年会
    • 発表場所
      群馬
    • 年月日
      20070900

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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