研究概要 |
1)PET&PET(臨床PET推進会議:PET検査の臨床への普及推進を目的に日本核医学会を中心に,日本アイソトープ協会,および関連業界などによって設立された組織http://pet.jrias.or.jp/index.cfm/4,html)、日経ビジネス特別版(2006.6.26)に掲載されている国内でPET撮影を用いて検診を行っている156施設について、ホームページから、PET検診の実施状況及び検診料金にっいて調査したPET検診を行っている156施設のうち、PET検診のみも行っているのは53施設(34.0%)、他の検査と混合し,PET検診を行っているのは40施設(25.6%)、検診費用がホームページ上に公開されていないのは63施設であった。他の検査と混合することなく,PET検診のみも行っている53施設について、その料金は、14.175(万円)から6.3(万円)に広く分布し、その中央値は9.765(万円)であった。なお、18FDGによるPET検査の診療保険点数は7,500点、PET-CTでは8,625点である。 2)2006年11月に、PET検診に対する自発支払額(willingness to pay、以下WTP)について、自由回答方式によるインターネット調査をいった。回答者は、男性106人、女性219人であった。最頻値は年齢により異なり、20-49歳の1万円から2万円であり、50歳以上では5万円から6万円であった。 3)国立がんセンターがん予防検診研究センターにおいて、PET検診に対するWTPについて、自由回答方式による調査を行った。PET受診者58人とPET非受診者62人の回答を得た。WTPの最頻値は、PET受診者では1万円から5万円であり、PET非受診者では5万円から10万円であった。現在は、設問形式を自由回答方式から競りゲーム選択方式に変更し、調査を継続中である。
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