研究課題/領域番号 |
18590540
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
田中 朝雄 東海大学, 医学部, 講師 (50192175)
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研究分担者 |
田中 真奈実 独立行政法人産業技術総合研究所, ブラディオン医用機器開発連携研究体, 主任研究官 (80188341)
鬼島 宏 弘前大学, 医学部, 教授 (90204859)
山口 政光 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (00182460)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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キーワード | ブラディオン / 癌マーカー / 癌の診断法開発 / 癌の治療モニター技術開発 / 金コロイド法 / 金ナノ箔法 / 一分子蛍光解析システム / 抗癌剤開発 |
研究概要 |
本研究では、癌マーカー分子・ブラディオンを用い、癌の早期診断・治癒モニター技術開発、さらに抗癌剤開発の研究を目指した基礎検討にて、生体内ブラディオン計測技術開発を行った。その結果、癌診断システムおよび試薬キット開発の成功、ブラディオン構造解析と部分別特徴付け、酵素活性測定法の樹立による阻害効果発現計測法の開発に成功した。最終年度は、部材の高騰に加え、均質かつ十分量の供給が困難な金コロイド法、計測単価の高い金ナノ箔法、検体採取に多大な負担が伴う組織内遺伝子発現計測法を一新する技術として、患者血清を用いた一分子蛍光解析システムを用いた。この全自働共焦点レーザー顕微鏡内蔵解析機器は、血清10μ1を用い、1検体1分、1円というコスト効率にて、室温放置にて1週間は計測データの再現可能である。全自働装置(機器は、ライカ、浜松ホトニクスなど各種メーカーが現在、製造販売に入っている)であるため、全く劇毒物、高熱、高電圧を用いない安全なシステムである。保存安定性は、冷蔵庫にて1ヶ月間安定(約3000検体分)。ただし、上記のごとく3000検体程度は1週間以内に測定可能。劇毒物を使用しないため、特に厳重な管理の必要はない。蛋白質構造解析として大規模プロジェクトが乱立した中、結局独自性のある物質の構造提示に成功したものが一つもなかった現在と、たった一つの有用物質に絞って目的に添った方法論を集中させた結果と、良い対照を為すものと位置づけられる。また、候補物質探査の部材と情報が上記の様に整った中、その毒性試験(薬剤候補選別で重要なのは薬効よりも毒性に関わる情報である)のための、生物モデル、ショウジョウバエおよびキメラマウスの完備(特許取得済み)も特許戦略として完備しており、このような多方面準備態勢で目的達成型のプロジェクトで、しかも目標を段階的にクリアし、成功している例は、グリーベックのみである。
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