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2007 年度 実績報告書

トキシコゲノミックスによる動物実験結果をヒトへ外挿する際に生じる種差の評価法

研究課題

研究課題/領域番号 18590573
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

佐野 有理  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20338023)

研究分担者 大前 和幸  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60118924)
吉岡 範幸  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70365229)
衛藤 憲人  東海大学, 開発工学部, 講師 (60365228)
キーワードトリクロロエチレン / 種差 / DNAチップ / トランスクリプトーム / 初代培養肝細胞
研究概要

トリクロロエチレン(以下、TCE)を2.5および5mMの濃度で4および24時間、初代培養肝細胞へ曝露させ、トランスクリプトームを得ている。18年度には解析上の要求であるヒトの4例目のトランスクリプトームが得られた。19年度は以前に得ているヒト、マウス、ラットのトランスクリプトームと併せ、3種間の比較検討を継続した。TCE曝露に相関する遺伝子と種々の実験による遺伝子発現についての知見との異同を比較するプログラムGSEA(gene set enrichment analysis)により3種のトランスクリプトームの異同を比較した。ヒトでは発現の亢進した遺伝子と関連した代表的なgene setは、4時間2.5mM、4時間5mM、24時間2.5mMの順にFALT_BCLL_UP、ST_INTERLEUKIN_4_PATHWAY、UVC_TTD_4HR_DNであり、発現の低下した遺伝子と関連した代表的なgene setは、4時間2.5mM、4時間5mM、24時間2.5mM、24時間5mMの順にIGLESIAS_E2FMINUS_UP、DORSEY_DOXYCYCLINE_UP、WIELAND_HEPATITIS_B_INDUCED、HSIAO_LIVER_SPECIFIC_GENESであった。種間の異同を検討するには、全てのプローブを使ったクラスター解析も有用である。クラスター解析に供するため、18年度に完成させたホモロジー検索ソフトを使ってヒト、マウス、ラットのホモロジー検索を行った。ヒト・マウス・ラットが1対1に対応するプローブのリストを作製した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 初代培養肝細胞トランスクリプトームを用いたトリクロロエチレン曝露時のヒト・マウス・ラットの種差判別の試み2007

    • 著者名/発表者名
      中島 宏, 佐野 有理. 吉岡 範幸, 衛藤 憲人, 武林 亨, 大前 和幸
    • 学会等名
      第14回HAB研究機構学術年会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-05-18
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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